——『best [and/drop]』を準備してる途中、メンバーみんなで過去7年の作品をレビューしたと思いますが、ベストアルバム『best [and/drop]』はandとdropの二部分に分けていて、ここのandとdropはそれぞれどのような意味が含んでいますか?入ってる曲はどう選びましたか?メンバーみんなで話し合いしたのでしょうか?曲順はどのような構想を練りましたか?
[and]はナチュラル、当たり前、飾らないそして、[drop]は人工、作為的、戦略というイメージから構想を練りました。
選曲は、メンバーそしてずっと携わってくれているスタッフと議論を重ねて選びました。
曲順は、ストレートに時代の音の移り変わりがわかりやすいよう年代順にしています。
——今回の作品では過去未公開の曲2曲「Hana」と「Sayonara」を収録しております。「Hana」は昔ライブで何回も演出したことがあり、「バンドにとって大切な曲」と内澤さんが舞台上にこう言いました。この時点で音源化するのが何か特殊な原因がありますか?
「Hana」は、androp結成前からある曲で、andropの初期の頃から今までライブで歌い続けてきました。
我々の成長と合わせて、「Hana」も成長してきたと思います。
この曲には我々の成長と、結成から現在までの沢山の想いが詰まっています。
だから、今回のベスト盤を代表する曲と言っても過言ではないほど我々にとって特別な曲です。
——毎回自分の限界を突破するたび、バンドにとって前に進むエネルギーになりますが、andropさんの音楽も進化し続けていて、2011年震災がきっかけで「人々の心に、希望の光を灯す」というテーマのアルバム『relight』が作られました。7年間andropさんが迷ったりすると思いますけど、曲作りで詰まった時はいつもどうしていますか?
ひたすら悩み苦しみます。笑
悩みまくった先に見えてくる光が僕にとって1番説得力のある信頼できる光です。
——メンバーの関係性については、どう形容しますか?兄弟ですか?それとも仲間?ただの同僚?曲作りか演奏の時、もし壁に当たった時、メンバーはどう助け合いますか?
仲間でもあり家族でもあります。
壁に当たった時も、一緒に苦しんで一緒に悩んでくれます。一緒に乗り越えたからこそ、ステージで想いを共有して聞き手に届けることが出来ると思っています。
激動の7年間でしたね – 前田恭介(Ba.)