── 台湾の皆さんに自己紹介お願いいたします。
尾崎世界観:クリープハイプのボーカルギター尾崎世界観です。
長谷川カオナシ:そして、ベースの長谷川カオナシです。
小川幸慈:そして、ギターの小川幸慈です。
小泉拓:ドラムの小泉拓です。よろしくお願いします。
── アルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』について、どんな作品か教えて下さい。
尾崎:久しぶりのアルバム、約3年3か月空いたですけど、元々期間を空けてじっくり作りたいなと思っていたので、楽しい制作になったですけど、でもやっぱり出してない期間というのは、不安の気持ちもあって特にコロナ禍で、ライブができない中で日本の方々がどういう感覚を持ってくれているのかもなかなか見えない状況で作ったので、結構孤独ではあったですけど、その分メンバーとしっかりやりとりをして、良い作品となってると思っています。
── 約3年3か月ぶりとなる6thアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』が12月8日にリリースされました。どういった思いでこの一枚の制作を始められましたか?このタイトル名にした理由を教えて下さい。
尾崎:今回は時間をかけてアルバムを作ることにこだわりました。配信リリースが主流になり楽曲を手軽に出せる反面、どこに向けて楽曲をリリースしているかがわからなくなる瞬間がありました。そこで、まずはコアなファンに向けて楽曲を作ろうと思いました。コアなファンとの関係をしっかりと構築した上で、それがその外側にも漏れ伝わる。今はこれが理想です。
── コロナが流行してから初めての新作アルバムリリースかと思いますが、コロナの流行は曲作りに対してどんな影響をもたらしましたか。過去の作品と違う部分はありますか。
尾崎:デビューしてからこれまでずっと止まらずに活動が続いていたので、凄く貴重な経験になりました。今まで当たり前にあったものが無いというのは特別なことで、ライブができない期間は、よりファンの存在を意識しました。
作品を作る上で、コロナの流行の影響は絶対に受けないように心がけました。作品が感染してしまうような気がしたからです。
── アルバム内の一曲をピックして台湾の皆さんにおすすめするなら、どの曲にしますか。
小川:難しいね。
尾崎:いや、そんな一曲に絞れないですね。
逆に教えて欲しいですね、どういう一曲が台湾の方々に響くのか。
長谷川:確かに。
尾崎:そういうことを知りたいからライブに行きたいですけどね!実際に会場で日本で違う反応があると思うので、長く続けると知識とか経験を積み重ねていく分、狭くなっていくと思うので、新しい視点を貰いに行きたいですね。早く台湾へライブしに。
── 『夜にしがみついて、朝で溶かして』を一言で表現するとしたら、どんな一枚でしょうか?
尾崎:一言で表現できない、アルバムを表現する為にちょうどアルバム一枚分を要する、理想的な作品になりました。
── 今作では映画、動画、ドラマ、お笑いなど、様々なコラボレーションをされ、各領域で活躍している姿をファンの皆さんに見せました。映画『ちょっと思い出しただけ』に書き下ろしたテーマソング「ナイトオンザプラネット」が完成するのまでの制作エピソードを教えてください。
尾崎:コロナで初めてライブが延期になった日に、ギターを弾きながら作ったのがナイトオンザプラネットです。どうしようもないあの時の気分がちゃんと音楽になったことに、自分自身が救われました。ライブでも、より自分の内側に潜っていくような感覚で歌っています。特別な曲です。
── お笑い芸人のダイアンさんに楽曲提供した「二人の間」について、楽曲を制作することになったきっかけや制作過程で一番印象に残ったエピソードを教えて下さい。
尾崎:元々ファンだったので、話が進んでいくにつれて嬉しい反面、怖さもありました。ダイアンのファンだからこそ、ダイアンのファンに嫌われたくないと思ったからです。
とにかく、ファン目線で楽曲制作を進めることにこだわりました。結果的に、普段の自分とは違った視点から作品を作ることができました。
── クリープハイプの皆さんは台湾にどんな印象を持っていますか。好きな台湾アーティストやバンドはいますか。
尾崎:とにかく行きたいなというのはあった。ライブができるできない以前に行ってみたいところでしたね。
小川:食文化か、屋台とか結構有名だったりすると聞くから、早くライブして打ち上げもね、そういうとこでやったり、美味しいものを食べたいなと思いますね。
長谷川:綺麗な街と優しい人ってイメージがあるので、ライブしてお客さんと触れ合ってみたいですね。
小泉:コロナ対策がすごくしっかりしてた印象がありますね、ニュースとかで見ていて。
尾崎:やっぱりね、違うとこを感じるね。尚更色々勉強しに行きたいなと思ってました。行けなくなってしまった後に尚更に行きたくなったというより、やっぱ行けないのかって思いました。
あと映画とか、本とか、そういうものも台湾ならであるカルチャーを知りたいなと思いました。デザインすごくかっこいいですね。台湾の本って、装丁とか。そういうの感じに行きたいなと思っています。
── もうすぐ新年を迎えますが、メンバーそれぞれ将来の一年にどんな目標を教えて下さい。
小泉:怪我と病気をしないことですかね。切実です。ちょっとぎっくり腰やちゃって。それもあって、より気をつけようと思います。
長谷川:去年は自分で三曲くらいは書けたから、今年は六曲くらいは書きたいですね。
尾崎:八だね!(笑)
長谷川:じゃあ八にしましょう。
小川:まずライブで、今までやってきた見せ方ではないものを自分で見つけたいなと、まさに自分のプレイ的に、自分がドキドキできるようなことをしたいなと思います。
尾崎:ライブが少しずつできるようになっているので、まだこれからどうなるかわからないですけど。一昨年よりも、去年よりもさらにライブに対する意識は強くなってるので、しっかりライブができる時は気持ちを込めてやっていきたいですね。ライブっていうものに重きを置いて、頑張っていきたいなと思ってます。
── 台湾の皆さんに一言お願いいたします。
尾崎:ライブが決まっていたのに中止になってしまったのはすごく悔しい思いをしてるので、必ずライブしにいきます。このアルバムも台湾にいけるかもしれないという気持ちで、行けなくなってしまったという気持ちをしっかり込めて作っているので、少しでもそういう部分を感じていただけた嬉しいです。よろしくお願いします。
以上、クリーハイプでした。